基礎力とは?
基礎力についての考え方
私は長い間小学生、中学生、高校生、社会人のいわゆる数学劣等生を指導してきました。その指導の中で強く感じたことは、「入試にとって、基礎力を身に付けることが、いかに重要でいかに大変であるか。」ということです。
基礎力についての考え方は、指導者によって少しずつ異なります。ここでは、私個人の考え方を述べます。もしある程度理解できるなら、この考え方を元にして学習を進めて下さい。
基礎力1:速くて正確な計算力
数学が苦手な生徒は計算が遅く不正確です。この点を克服するだけで入試で勝つ確率は4割前後アップします。教科書レベルの基本問題を毎日コツコツ練習するしかありません。反復する度に解くスピードが速くなることが理想です。小学生で流行っている100マス計算などは、基礎力を補うための重要な方法の一つです。高校生や中学生にも参考になる学習方法です。
基礎力2:入試基礎問題の処理能力
入試ではこれだけ抑えておけば十分という入試基礎問題があります。この問題数は、余程の教科書改訂がなければ、毎年分量が決まっています。これらをマスターすれば、さらに4割前後、合計8割前後入試では成功します。
基礎力3:公式を自分で編み出す能力(または丸暗記)
公式の丸暗記は危険なので、極一部に絞って下さい。たとえ忘れても、迅速に過程を経て編み出せることも大切な能力です。この能力は、訓練で容易に身に付けられますので安心して下さい。
基礎力4:数学における常識力
例えば、「1から100までの和」や「2の10乗」などは、数学常識(数学分野における既成の事実)として知っていてほしいことです。もちろん、数列の和の公式などを使用して求めてもいいのですが、こういう問題は入試では出題されません。しかし、常識として知っていてほしいことです。この分量の差が、入試の結果に影響することが頻繁に起こります。これらは、普段の学習で意識して身に付けてほしいことです。当HPやブログでも機会があることに触れていきます。
基礎力5:数字への興味・関心力
数学が得意な人は、「数字」への興味・関心が強いです。例えば、彼らは幼少の頃から車に乗っている時に車のナンバープレートの数字で足したり引いたりして遊んでいます。ところが、数学が苦手な人は「数字」への興味・関心が低く、数学嫌いの前に数字嫌いであることが多いものです。現在、数学が嫌いな人は身の回りの数字に興味を持つことです。日常生活の身近なところから、数学の実力アップは、すでに始まっているのです。
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